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別れ。
言葉の話・第八弾。

例の「好きな言葉ノート」をめくっていたら、今の心境にぴったりのものを見つけました。

やむを得ない事情で学校を転校することになった男の子とその姉の会話。
ちなみに「今枝先生」というのは男の子の担任の先生のことです。

「僕、今枝先生好きだったよ。好きでもさよならしなくちゃいけないんだね。」
「そうね。これからもそういうことがいっぱいあると思うよ。」
「お姉ちゃんはさみしくないの?」
「さみしいけど、好きな人があちこちいにいっぱいいると思えば楽しいじゃないの」

(恩田陸「光の帝国」)

私はこれまで父親の仕事の関係でいろんな国をあちこち転々としていたので
(小学校は2年おきに転校(・・;)3つの学校に通いました)、
この会話はとても心に残りました。
小5からは幸運なことにずっと日本にとどまっているので、
しばらく「別れ」というものを経験していなかったのですが。

でも、今回の卒業で、一人大好きな友達と別々の学校に行くことになって。
すごく寂しい気持ちになっているのですが・・・

この会話はすごくあったかい気持ちにさせてくれました。
私はこの場所で、その子はちょっと離れた別の場所で。
一緒に頑張っていくのだ、と。


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【2008/03/25 00:10】 | 言葉 | トラックバック(0) | コメント(8) | page top↑
豊かさとは。
言葉、第七弾。
北村薫著『リセット』の中から。

『あなたの場合なら(略)多分、小さい頃に、夢中になって見つめた何かはあったと思うの。
空だって地面だっていいんだけれどね。
――豊かさって、そういうことだと思う。
貧しさって、失うことの中にあるもんじゃない。
百年前の人は、今のものを見られないし、今の人は百年後のものを見られない。
だからって、後の人のほうが得だってことはないと思うの。』


私が中2の頃に出会った言葉。
全てのものがめまぐるしく変化し、進化していく世の中。
時々、虚しいなと思うことがあった。
身近な例をあげれば、テレビやオーディオ、いろんな機械がどんどん質が良くなって、
使いやすくなって。新しいものも次から次へと発明されて。
未来の人は、今のあるものと新しいものと両方持つことが出来る。
きりがないことはわかっているけれど、どうしてもそう考えてしまう。
未来の人は、今よりもずっと便利で楽しい生活が出来るんだろうな、と思うことがしょっちゅうあった。

でもこの言葉を読んだ時、それは違うんだと、心から納得できたんです。
大事なのは新しさとか、そんなんじゃないんだと。
静かだけど説得力があって、胸にしみこんでくる様な感じで、
とても素直に受け入れることが出来ました。


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【2008/03/17 01:06】 | 言葉 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
言葉の話・第六弾
今回も、私がとても共感した言葉をいくつか紹介します。
最初の二つはマンガから。

『人生はやり直しがきくって人はよく言うけど
人間は積み上げた過去を土台に生きてるんだから
そう簡単にはいかないわよ。
積み木を崩す事がやり直しだとも思えないし踏ん張って積み上げて行けば
いつか理想の形になるのかしらね。』
(「NANA14」)

『時間は戻らない。けれど過去は消えることはなく
しっかりと今の私を支えていると思うのです』
(「砂時計8」)

『「その頃に戻りたいって思うことはありますか?」
「そうゆう気持ちになることもなくはないけど・・・でも今の自分も嫌いじゃないの。
“歳を重ねる”って想い出が増えてくってことでしょう?
『今の自分はあの想い出とあの想い出とあの想い出で出来ている』
それらをなかったことにしちゃうのは勿体ない。」』
(同上)

最初の「NANA」のセリフはどちらかというとマイナス感情ですが、
でも『踏ん張って積み上げて行けばいつか理想の形に・・・』のところで
とにかくがむしゃらに前に進むしかないんだよな~と思いました。
二つ目の「砂時計」は・・これは何故か友達が8巻だけ貸してくれて(私に1巻からずっと貸していたと勘違いしたみたいです)、
わけがわからないまま読んでいったときに、すごくこの言葉に共感して心に残りました。
『今の自分はあの想い出とあの想い出とあの想い出で出来ている』。
ホントにその通りだと・・・いい想い出も、嫌な想い出も、全部ひっくるめて、今の私を形作っているんです。
その上で、『今の自分も嫌いじゃない』という言葉は心に沁みました。
小さい頃からいろんな経験をして、いろんな友達と交流して培った、ものの考え方や見方。
私は、しょっちゅう失敗をしては自己嫌悪に陥ったりはするけれど、でも、「自分」の質的な部分は・・嫌いじゃない。
このセリフを言っているのは、確か40代とか50代くらいの女性なのですが、
私もこれから何十年かしてふと自分を見つめなおした時にも、こんな風にきっぱりと言い切れるような人間であれたらいいなと思いました。

そして、この二つを踏まえた上で・・・

『人生における偶然は必然である。』(「ドミノ」恩田陸

これは、“真実”だと思いました。
人生で、無駄なことなんて、何一つ起こらない。
どんなことでも全て、今の自分に、これからの自分に、必要な、
起こるべくして起きたことなんだと、当にそう思います。
「運命」とは少し違う。決まっていたわけではなくて、でも、「必然」なんです。

RADWIMPSの「ふたりごと」という曲に次のような歌詞があります。

『君と僕が出会えたことを人は奇跡と呼んでみたいだけ
奇跡が生んだこの地球(ホシ)で起こる全て奇跡以外ありえないだろう』


「奇跡」とは、イコール「偶然」ということだけれど、
つまり全ては「偶然」で、でもそれは同時に「必然」なのだ、と。思います。


自分で書いていてちょっと混乱してしまいまいした(^^;)



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【2008/03/12 22:32】 | 言葉 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
壮大な序章のような物語
言葉の話・第五弾。
でもその前に、ある作家の紹介をしたいと思います。

私には、すごく好きな作家が2人います。

一人は、以前紹介した、北村薫さん。
とても日本語というものを大事にしていて、人を見る目があったかくて。
この方の言葉は、優しい強さを教えてくれます。

もう一人は、北村薫さんのとは対照的な雰囲気の作品が多い、恩田陸さん。
好き嫌いの分かれる作家さんだとは思いますが。
伏線の天才。だと私は思います。
この方の多くの作品において、物語の色調は暗く澱んでいます。
謎が謎を呼び、読んでいて不安で不安でしょうがなくなってくるような。
でもその不安は、同時に懐かしさでもあったり・・いや、懐かしいっていう優しい感じじゃなくて
デジャ・ヴというか・・・小さい頃に見た悪夢を思い出すような・・いや、違う(汗)
読んでいて、別に怖い場面じゃないのにぞっと背筋が寒くなるような恐怖感があって。
登場人物の心理描写が素晴らしく、また、心理的駆け引きを描くのもとても上手い。
私はどちらかというと、怖い話はあまり好きではないのですが、
恩田陸さんの本は読み始めると一気に物語りに引き込まれます。
不安感を抱えつつ、恐怖感に身を震わせ、焦燥感に苛まされながらも、ページを繰る手が
止まらない。

彼女の作品を読む度に強く感じることがあります。
それは終着点が無い物語であること。あたかも壮大な序章のような物語であること。
始まりでもあり、終わりでもあるような物語であること。
独特の世界観・雰囲気に一度はまると、なかなか抜け出せません。


・・・紹介が長くなりましたが。
私にとって、恩田陸さんの作品の最大の魅力は、「共感」です。
それも、鳥肌が立つような・・・。
自分がずっと感じていたこと、ずっと昔から考えていたこと、それが何なのか自分でもよくわからなかった感覚、そういったものを上手く言葉にして表現してくれていて。

でもそれを紹介すると、ものすごく暗い記事になりそうなので、また別の機会に(笑)
今回は、力がわく言葉の紹介にしておきます。

『目の前のチャンスもつかめないのに、くよくよ失敗した時のことばかり考えてるなんてナンセンスだ。』(「チョコレートコスモス」より)

「まだそっち側に行ってはいけない。そっち側に行ったら、二度と引き返せない。」
幼い時から舞台に立ち、多大な人気と評価を手にしている若きベテラン・東響子は、
奇妙な焦りと予感に揺れていた。伝説の映画プロデューサー・芹澤泰次郎が芝居を手
がける。近々大々的なオーディションが行われるらしい。そんな噂を耳にしたからだっ
た。同じ頃、旗揚げもしていない無名の学生劇団に、ひとりの少女が入団した。舞台
経験などひとつもない彼女だったが、その天才的な演技は、次第に周囲を圧倒してゆ
く。稀代のストーリーテラー・恩田陸が描く、めくるめく情熱のドラマ。
演じる者だけが見ることのできるおそるべき世界が、いま目前にあらわれる!(amazonの内容紹介より。)

「チョコレートコスモス」は舞台が好きだと言う恩田陸さんならではの作品。
私が、あまり舞台というものに興味がなかった時に読んだのですが
舞台の上で繰り広げられるオーデションのシーンなど、これはすごいと思わせる迫力と臨場感があって、多分今読んだらもっともっと感激するんじゃないかなと思います。
興味があれば、こちらからアマゾンのレビューとかも参考にしつつ、是非読んでみてください
「チョコレートコスモス」
あ、私も読み返そうかな(笑)

で、そんな本の中に出てきた言葉なのですが。
「くよくよ失敗したときのことを考える」って、まさに私の悪いところで・・・。
この、「目の前のチャンスもつかめないのに」という部分が、胸に刺さります。
怖がって動かなかったら結局何も掴めないんだ、と。
だったら、やるしかないじゃない!という風に、力がわきました。


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【2008/03/10 17:19】 | 言葉 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
心、通わす。
言葉の話・第四弾。
今日は、すごく共感した言葉を一つ紹介して、さらに私の思う事も付け足して書こうと思います。
浅倉卓哉著『雪の夜物語』より。

『もちろん人には所詮他人を理解するなんてできないわ。
私だってそんなことずいぶん前からわかってた。
私たちにできることは相手を理解しようとすることだけ。
それだけなのよ。
いつかそう気付いたから、私はせめて自分はきちんとそういう態度を取れる人間でいたいと思った。
理解することが目的じゃない。
理解したいと思っていることを相手に伝えることが目的なの。
だってそれしかできないんだから。』


ホントその通りだと思いました。
そしてさらに私は、他人に自分の気持ちを理解してもらうのも難しいから、
せめて、自分が相手に敵意を持っていないということを態度で示して伝えなくちゃいけない

とも思っています。

特にこの一週間で、この気持ちがとても強くなりました。身をもって、そう感じました。
火曜日に、卒論の発表をしたのですが・・・。

私は人の前に立つのがすごく苦手です。
怖いんです。人の目が。
大勢の人の目が、一斉にこっちに向けられる。
私はみんなに観察されて分析されて、
後で馬鹿にされたり批判されたりするんじゃないか。
逆に、こっちを見ていない人は私のことを嫌っているのではないか。
いろいろなことを考えてしまって、足がすくむんです。
手も足も声も震えてどうしようもなくなってしまいます。

でも今回の発表の時は、今までと比べるとマシだったというか、
緊張はしているのですが、パニックに陥りそうなほどの緊張ではなく、
比較的落ち着いてやることができたんです。
どうしてかな、と不思議に思ったりもしたのですが・・・。
今日、発表を聞いていた先生が
「このクラスはいいですね、始まる前にみんな拍手をしていて。」
というようなことをおっしゃっていて、
ああ、そうか!!と納得しました。

実は三年前にも一度、安心してリラックスして英語のスピーチをやれたことがありました。
私は帰国子女なので、英語の授業を10人程度の特別クラスで受けていたのですが。
そのクラスの中で、私はとてもレベルが低くて、
それでなくても発表なんて苦手なのに、英語でなんて、
まず私の話していることが伝わるかどうかも怪しいし、下手だなって絶対に思われるんだろうな、と
くよくよ考えてものすごく緊張した状態でスピーチをしていたのですが、
とても英語ができるある一人の子が、私の話を聞きながらたくさんうなずいてくれていたんです。
それを見たとき、自分でも驚くくらいすーっと緊張が解けていきました。
自分の言っていることがちゃんと伝わっている、共感してくれている、「下手だな」って言う軽蔑の目じゃなくて、ちゃんと聴いてくれている。
その事実が、私に安心感を与えてくれました。


今回の卒論の発表も同じだったんです。
拍手って要は、相手のことを歓迎している、という意思表示ですよね。
みんなの前に立って拍手を貰った時、自分を受け入れてもらえたと思えて、
不安でいっぱいだった心が落ち着きました。

別に私は、この学校でいじめられたということはないんです。
私の学年は、(私の知る限り)6年間ほとんどいじめというものは起こりませんでした。
中学生の時はどこかで始まりそうになったことはありましたが、必ず誰かがちゃんと動いて、一人の子が孤立したりすることは一度もなかったと思います。とてもいい人たちばかりです。

それでも、私はどうしても怖いと思ってしまいます。
人の心って、どんなに頑張っても見ることはできません。
私の心はここにあるし、相手の気持ちは向こうにある。
こっちとしては感じることしかできないんです。

だから、うなずいたり、拍手したり、誰かの発表の時だけじゃなく普段の時も、笑顔でいたり。
そうやって、相手を受け入れていることを互いに示すことって
すごく大事なのではないかと思う今日この頃でございます。



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【2008/02/17 01:11】 | 言葉 | トラックバック(0) | コメント(3) | page top↑
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